タコログ~琴線に触れるタッチコードなブログ~

マーケティング情報、読んだ本のアウトプット、自己啓発的なトリビア、たまに笑えることを書いていきます。

感動した年賀状のお話

あけましておめでとうございます!

 

今年の目標として、毎日ブログを欠かさずに更新する!という揺るぎない目標を立てたのですが、初回の更新が9日という本人もびっくりな惨状に文字通り仰天してるわけですが、羊年ということもあり多めに見ていただけると、これまた幸いでございます。

 

実家の群馬から埼玉に戻るとポストに年賀状が入っていたのですが、その中に、こんなのが入ってました。

 

 

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見た瞬間思わず吹き出してしまいました。そして、笑ったと同時に、めちゃ感動しました。

 

年賀状って面倒くさいところもあるじゃないですか?付き合いとかで仕方なく書かなくちゃいけないこともあると思うんですけど、枚数も多かったりすると、なかなか手間かけられなかったりしますよね?

 

なのに、ここまで手間をかけてくれてありがたい!という気持ちでいっぱいになりました。

 

 

ちなみに、この年賀状をくれた友人Nは、ネジが7本くらい抜けてるような奴で、「常識」という概念が完全に欠如している新人類なんです。

「歯に絹着せぬ」とはまさに彼のことで、絹どころか、一糸まとわぬ「歯が全裸」の状態で何でも口にする男なんですよ。面白ければ面白いと言うし。つまらなければ寝る男なんです。

 

昨年、彼の子供が生まれたお祝いに、赤ちゃん用の学習机をプレゼントしたら、

 

「これが、息子へのプレゼントであるならば、喜ぶか否か、お礼を言うか否かも、すなわち息子が決めることであるべし」の一点張りで、彼からは遂にお礼の言葉すら頂くことができないというハプニングに遭遇したことがありました。

 

 

そんな恥辱にまみれた苦い経験も、この年賀状一枚で許そうかなと思える気がしました。(許してはいない)

 

なぜ、この恥辱すらも払拭し得る感動を、この年賀状がもたらしたのかというと、この年賀状がまぎれもなく「僕だけ」のために書かれているからなんですよね。

 

まさに、この「ある人のため」だけにパーソナライズされていることが人を感動させるんだと思います。

 

これはまさにマーケティングにも通ずる考えだと思います。

 

例えば、あなたが28歳の男性だとしたら、「みなさんに朗報!」って広告よりも、「28歳の男性に朗報!」って広告のほうが圧倒的に目を引きますよね?

 

だから、誰にでもウケるような広告を作ろうとしても、逆に誰にも刺さらない広告になっちゃうんですよね。

 

仮に1000件のリストがあるなら、1000件に同じ広告を送るのではなく、100件ずつセグメントして、内容を変えて送るだけで反応率が大幅に改善されたりする!

 

普通に考えたら面倒くさいんですけど、この面倒臭さの先に「感動」がある!

 

ビジネスでも何でも近道はなく、面倒くさいことの積み重ねが、成果への正しいアプローチだなと、このブサイクで素敵な年賀状をみて、改めて実感したのでした。

 

 

 

ちなみに、もらった年賀状をよくよく見てみると

 

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切手が季節感と干支を完全に無視。スイカとうさぎ。

 

 

僕がもらったのは年賀状じゃなくて、暑中見舞いのあまりのハガキでこさえたものでした。

 

 

お笑い芸人にみる“売り方”の考察

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新をサボっていたら、後輩から、「飯野さんがブログ更新するまで、ラマダンに入ります」とハンガーストライキを宣言されてしまったので、慌ててペンを取りました。遅くなり申し訳ありません。

 

今日は、冒頭から、真面目なお話をしたいと思います。

お笑い芸人の話題なのに、笑い一切なしです。

 

世の中に、一発屋ってたくさんいますよね?

特に、お笑い芸人に多いと思います。小島よしお、すぎちゃん、ちょっと昔だと、羽田陽区や、ゆってぃ、ムーディ勝山、ヒロシ、ダンディ坂野、あげればきりがありません。

 

なんで、この人たちは、ある時期には一世を風靡したのに、それ以降は売れなかったのでしょうか?

 

僕が思うに、“それしか”用意してなかったからだと思うんです。

当たり前じゃねーか!というコメントが聞こえてきそうですが、、、

 

結局、ブレイクして、長続きしている芸人って、「フリートーク」が面白いか、江頭であるか、という二択しかないという事実に気づきました。

 

江頭であることは、DNAによるところが大きいので、結局フリートークがおもしろくないといけないんですよね。

 

ここがつまらないと、絶対長続きしないんですよ。オッパッピー、オッパッピー言ってるだけで、飯を食えるほど、芸能界も甘くないと思うんですよ。

 

でも、だからと言って、フリートークがめちゃくちゃ面白いからって、ぽっと出の奴に、テレビ番組のオファーなんて来ないですよね?例えば、仮に、僕が千原ジュニア程の話芸の才覚に恵まれていたとしても、誰も出演依頼なんてしないですよね?誰も興味持たないから、視聴率取れませんからね。

だから、そこで、目にとめてもらうために、「一発芸」が必要なんだと思います。

 

オッパッピーして、注目してもらって、その後のフリートークで最高のパフォーマンスを発揮し続ける!めちゃめちゃオモシロかったら、よっぽど、田代まさし的なことしなければ、ずっと売れると思うんですよね。

 

だから、芸人で、ブレイクしようとするなら、この「フリートーク」を売るために、わかりやすい「一発芸」を売るっていう考え方がないと、栄光は掴めないと思うんですよ。これを、初めから、設計しておかないと。一発目でうけて、飽きられないために、あわてて、

ラスタラスタピーアーって言っててもダメなんですよ。

 

 

 

この考え方はビジネスでも一緒だと思います。

ビジネスだと、これをFE(フロントエンド)、BE(バックエンド)と言います。

 

昔、新規開拓の営業をテレアポでお手伝いをしていたことがあるのですが、その時に、「システム開発」の案件を手伝うことがありました。しかも、300万円くらいするようなやつ。これは、もう思い出すだけでも、地獄のようなプロジェクトでした。

 

感覚的にもわかると思いますが、名前も知らないような奴がいきなりきて、300万円のシステムを売ってきても誰も買うはずがありません。芸人を目指す人が、コネも実績もなく、「フリートークおもしろいので、アメトークに使ってください!たむけんリスペクトしてます!」と言うようなものです。むちゃくちゃです。

 

もし、このシステム開発を売りたいなら、まず、相手との信頼関係を築く必要があります。

 

例えば、「ICリーダーで月々500円で勤怠管理できます」というプロジェクトは断然アポが取りやすかったんですが、そういう感じで、価値がわかりやすく、値段も手ごろな商品で顧客との関係を開始して、信頼関係を築いたうえで、さらに、上位の商品を提案したほうが実は近道だったりするんです。

 

かといって、ずーっと、「勤怠管理しますよ!」って言ってても飽きられてしまいますよね。

それ以上の提案がなければ、取引は一度で終わり。一発で終了。

 

まさに、お笑い芸人とおんなじ構図ですね。

 

ちなみに、人生で一番ブチ切れた言葉が「小島よしおに似てますね」でした。

 

 

「理由」の力~なぜを伝えることの重要性~

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難でした。

先日、友達と食事をするために、渋谷から新宿に移動しなければいけなかったのですが、山手線が全く動かなかったんです。友達をすげー待たせることになってしまいました。

 

しかも、山手線のかわりに埼京線に乗り換えたのですが、今度は埼京線がストップして、すし詰め状態で、拘束されたのです。

 

災難とは続くもので、そのすし詰め状態の車内でアメフト部の先輩であり、自称、豚の化け物のI本さん(二頭身)にでくわしてしまったのです。

 

 

本来なら、埼京線に乗った男性の8割がやると言われている、痴漢退治の妄想をして、脳内コンディションを整えてから、楽しく飲むはずだったのですが、妄想する前に、僕がこの痴漢に遭遇しました。

 

しかも、その巨根のI本さんは、メタボリックシンドロームを絵に描いたような男なので、というか、「メタボリックシンドローム」を危惧した神が、その見せしめのために人間界に送りたもうた存在であるので、脂肪のつきかたが尋常じゃないんですね。体脂肪率が、カナダの食料自給率くらいあるんです。そのせいもあって、やはり慢性的に酸欠状態なんです。酸素を食う食う。

 

ただでさえ、すし詰め状態なのに、メタボの権化みたいな人がいたので、車内のコンディションがちょうど富士山頂くらいになっていたんですよ。

 

 

いきなりメタボな現人神が現れて、民の酸素を奪っていったので、ある意味、最後の審判的な構図だったので、当然と言えば当然ではあったのですが、車内は軽いパニック状態。

 

しかも、この停車がまた長い。社内アナウンスもなく、ただ停まっているので、全員動揺を隠せない状態でした。

 

 

しかし、しばらくすると、「申し訳ありません。山手線内で線路に人が侵入したため、緊急停止いたしました」というアナウンスが流れたのです。

 

 

このアナウンスをきっかけに、騒然としていた社内は一気に安堵の空気に包まれたのです。

(I本さんもパニックのため、いい感じで呼吸停止していたのも幸いしたのですが)

 

 

状況は特に変わりません。別に、運転の見込みが発表されたわけではありません。痴漢して逃げようとした男が線路に活路を見出した!という情報が入ってきただけ。なのに、それでも、人は安心したのです。

 

 

 

なぜか?

 

上に書いた、酸欠二頭身の逸話でもわかるとおり、「理由」というのは、人に対してすさまじい効力を発揮すると言われています。

 

 

海外でこんなおもしろい実験がありました。

 

■コピー機への割り込みできるのか実験

 

これは、そのまんまコピー機に並んでいる人にお願いをして、コピー機の順番を割り込みさせてもらうという実験なんですが、これを3パターンで分けました。

 

①コピー取ってもいいですか?ってストレートに伝える

 

②急がなければいけないので、コピー割り込んでもいいですか?と伝える

 

①だと60%の人しか割り込みさせてくれないのですが、②だと95%の人が割り込みさせてくれるといいます。

 

これはみなさんも、想像の通りだと思います。

 

しかし、おもしろいのがもう一つのパターンです。

③この書類のコピーを取らなければいけないので、コピー割り込んでいいですか?と聞く

 

 

もはや、理由になってません。コピー機に並んでるんだから、コピーを取りたいのは当たり前。ハンバーガーを食べたいので、ハンバーガーを食べていいですか?と言ってるようなものです。アホです。

 

でも、この③でやった場合、93%の人がコピー機に割り込ませたというのです。

 

すごいですよね。依頼の時の理由の内容はなんでもいいんです。「理由」があることが大事なんですね。

 

興味深いですね。

だから、同じことをしても、理由をつけるかつけないかで、購買の反応も変わると言われています。

 

・お煎餅半額です!

・移動中にお煎餅われちゃいました。。。なので、このお煎餅は半額で売ります!

 

 

普通だったら、煎餅が半額になってようが、見向きもしないかもしれないけど、ワケありのお煎餅だから、半額!って言われるとちょっと興味出ますよね?買わないと損かな?って思ってしまいます。

 

 

友達が遅刻してきたとしても、

 

・ごめん遅れたー!テヘペロ☆

っていわれたら、いらっときますが、

 

・仕事の電話がかかってきて、ごめん遅れたー!テヘペロ☆

って言われたら、イラつくのはテヘペロ☆の部分だけになりますよね?

 

 

だから、広告を打つにも、営業するにも、遅刻の連絡ですら、1にも2にも「理由」が欠かせないのです!

「理由」はそれだけ、人を動かす力があります!

 

最後に、カナダの食料自給率をのせておきます。

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アンパンマンに学ぶ「努力の方向性」の大切さ

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アンパンマン。僕が好きなアニメを聞かれたら間違いなく答えるタイトルです。

それこれ、22歳のときにアンパンマンのある事実に気づくまでは、欠かさずみていたので、平均的日本人よりも多少アンパンマン視聴歴が長いと思います。

 

 

 

しかし、これほどまでに大好きなアンパンマンですが、いまだに許せないものがひとつだけあります。それは、「バイキンマン」です。

 

 

いやいや。バイキンマンが悪さをするからという幼稚な理由ではありませんよ。むしろ、僕は物心ついたときから、バイキンマンをずっと応援してました。

 

 

 

アンパンマンはあの世界では、超人気者で、非の打ちどころのないヒーロー。そして、人外なパワーを持っていて、常勝、最強、頼もしい仲間に囲まれている。

 

最初っから、こんな最強ステータスを持っているアンパンマンにいかにバイキンマンが勝ち星をあげてくれるのか?というところに、ロマンを感じ、ワクワクしながらバイキンマンを応援していたのです。

 

なのに、バイキンマンは僕が見ていた20年間ただの一度も勝つことはありませんでした。

勝てないだけなら、まだしも、バイキンマンには「トライ&エラー」という考えが完全に欠如していたのです。

 

 

「改善」「創意工夫」「試行錯誤」、結果を出すための正しい努力が全くもってなされていないのです。

 

あなたも、アンパンマンを見たことがあるでしょうから、そのストーリーのテンプレートはだいたいわかると思います。

 

バイキンマンが悪さをする

②カバオ泣く(僕はカバオも許せないんですが、これは別の機会で書きます)

③アンパンがキレる

④バトる

⑤顔が濡れて力が出ない

⑥アンパンに新しい顔が供給される

⑦元気100倍

⑧バイバイキン

 

 

物語の99%はこのプロセスでバイキンマンが駆逐されて、終焉を迎えます。

※カバオが他のモブに置き換わることはあります。

 

そして、このプロセスを何千回も繰り返しているのです。

 

正直、バイキンマンの持っている科学力は、あのアンパンの世界では「異様」圧倒的「異様」な科学力です。

 

アンパンマンという怪力の人造生命体さえいなければ、まじで、即行、酒池肉林を実現できる科学力を持っています。あの人造生命体さえ駆逐すればいいのです。

 

なのに、バイキンマンはそれができない。

それはなぜか?先ほどのプロセスから考察してみましょう

 

バイキンマンが悪さをする

②カバオがギャーたれる(カバオだけは許せない!)

③アンパンがキレる

④バトる

⑤顔が濡れて力が出ない

⑥アンパンに新しい顔が供給される←「要check!!!」

⑦元気100倍

⑧バイバイキン

 

 

はい⑥です!完全に。

 

正直、バイキンマンはアイディアマンでもあるので、色んな戦法を思いつき、アンパンマンの顔を濡らして、弱体化成功までは、ほぼ100%持ち込みます。あと一歩です。その状態から、アンパンマンの心の臓を貫けば、酒池肉林は目の前です。

 

しかし!いつも、それをフィクサーであり、マッドサイエンティストであるDrジャムに阻まれるのです。

 

 

どんなに、アンパンマンの顔を濡らそうが、ジャムは人造生命体のクローンを無限に生成できます。

 

そして、生成されたクローンは、「剛腕のバタコ(年俸3億円)」によって、いかなる距離があろうと正確無比にアンパンマンの顔にジャストで供給されるのです。そして、アンパンマンは今日もまた元気100倍になるのです。(初回から数えて、貴様はいま元気何倍なんだよ?)

 

もはや、この世界の主役はDrジャムです。アンパンマンなどジャムの傀儡にすぎないので、そこに挑んでも無駄なのです。

 

タイトルも「それゆけ!アンパンマン」とか言ってる場合じゃないです。「Drジャム~禁忌を犯した狂気の科学者~」にするべきです。

 

 

話はそれましたが、どう考えても、バイキンマンはまず、

 

「無限に生産される人造生命体」という課題に取り組まないといけないのです。

 

つまり、

 

・生産能力の破壊(Drジャム、パン工場

・供給能力の破壊(バタコ)

 

少なくともいずれか1つを達成してからでないと、バイキンマンの酒池肉林はなしえないのです。

 

よく、「無駄な努力はない」と言われますが、あれは嘘です。バイキンマンを見てください。

 

確かに、トライした数は驚嘆に値します。

 

もう何千回とアンパンマンに負けたことでしょう。しかし、やつは、その失敗から学び、自分の取り組むべき課題を見つけ、その課題に対処するというプロセスを完全に無視して、またアンパンに挑むのです。

 

本当の課題は、「ジャム」なんだから、それがなされない限りバイキンマンの勝利はないのです。

 

僕は、22歳のときに、そのことに気づき、愕然として、アンパンマンの録画予約をそっとキャンセルしたのです。

 

 

この「正しい努力」という考えなしに、手放しで努力を称賛することはバイキンマンの例をみてわかるように危険です。

 

僕は、大学時代にアメフトを初めたのですが、体を大きくしたくて、ウェイトトレーニングを習慣にしました。

 

当時、部員の誰よりもトレーニングに取り組んだ覚えがあるのですが、いっこうに僕の体は大きくなりませんでした。それは、「栄養」という考え方を完全に無視していたからです。(筋トレしてから、十分なたんぱく質、炭水化物を取らないと筋肉にならないんですよ)

 

トレーニング、栄養、休養のトライアングルがうまくいって初めて筋肉はつくのですが、そのことを知らずに、ひたすらにベンチプレスだけ続けていたときがありました。まさに、バイキンマンですね。

 

 

 

もし、このブログをバイキンマンが見ていたら、あなたにこう伝えたいです。

 

「努力できることは大切なことだ。しかし、“努力の方向性”を確かめ、修正することができなければ、その努力に価値はない。頑張れ!バイキンマン!まずジャムより始めよう!

」と。

 

 

このメッセージが彼に伝わっていることを信じて、また僕はアンパンマンの録画予約をオンにしたのであった…

 

 

 

尊敬する経営者とシームレスマーケティングについて:後編

日は、兼元社長の対応が素敵すぎて、(罰ゲームに近いほどださい)ステッカーを自主的に貼ってしまうという暴挙に出た!という話を書かせていただきました。

 

本日は、この兼元社長の人格が実はビジネス的にも利益をもたらしている行動だということを書きたいと思います。

 

ちなみに、兼元社長のフルネームは兼元 謙任(かねもとかねとう)で頭韻を踏んでいるので、練マザファッカーに代表される国内のラッパーからもリリックを作りやすいと好評らしいです。

 

 

 

ちょっと話変わります

大抵の広告とか、セールスとか、サービスとか、カスタマー対応とかって別々に考えられてますよね?でも、こういう考え方をしてると、その会社は長くもたないとも言われています。

 

 

僕は、「お米がなければ牛丼を食べればいいじゃない」を座右の銘にするくらい、大の牛丼好きなのですが、そんな平成のアントワネットですら、一度だけ、お店に入ったのに、牛丼を食べなかった時がありました。

 

僕がお店に入って、席につき、それに気づいているのにも関わらず、店員さんは店の奥でずーっとおしゃべりをしていたのです。

 

さすがにそのお店で食事をする気にはなれなかったので、(ゼ●ショー宛てのクレームハガキだけ手に取って)そっとお店を後にしました。こんな対応をしているお店だったら、二度と行こうと思わないですよね?

 

牛丼チェーン店のマーケティング担当が、多額の予算を割いて、CMを作って流しても、肝心のお客さんと接する部門が体たらくだったら、お客さんを獲得することができないのです。

 

当たり前といったら、当たり前なんですけど、この考えを理解して徹底的に行っているのが、ディズニーです。

 

やはりというか、やっぱりというか、ここはその点が最強なんですけど、マーケティングもセールスもサービスも広告も全て、ひとつのものとみなしてるんですね。シームレスなんです。(つなぎ目がない感じ)

 

例をあげると、ここでのスイーパー(清掃員さん)は、実は、パーク内を掃除するためにいるのではないんです。

 

 

ディズニーの方針とは、

「スイーパーを含め、ゲストの目につくあらゆるキャストは、パークのことを聞かれたらなんでも答えられ、ゲストが助けを求めてやってくるのを待つのではなく、困ったゲストがいないか常に注意を払い、ゲストが話しかけてくる前に自らゲストに話しかける」

というものです。

 

・めちゃめちゃ親切でフレンドリーなキャスト

・あんなに人がいっぱいいるのに、常に綺麗な園内

 

こんな経験によって、ゲストは感動して、もう一度行こう!と思い、その感動を友達に伝えて、口コミが広がるのです!つまり売り上げが上がるんですね!

 

それをディズニーはマーケティングとして意図してやっているんですね。

 

僕はこの事実を知ってから、マーケティングというものに抗いがたい魅力を感じてしまいました。

 

ちなみにマクドナルドの創業者のレイ・クロックも同様に「めちゃんこきれいなトイレ」をマーケティングとして分類して、ピッカピカなトイレを維持するための費用をマーケティング費用だと考えていました。(今では忘れられているお店も多いですが)

 

確かに、職場の近くにトイレのきれいなマクドナルドと何かがこべりついているマクドナルドがあるのですが、いつもトイレがきれいなマクドナルドを利用してます。

 

全部がシームレス

だから、セールスも、マーケティングも、広告も、カスタマーサービスも、トイレですら、別々のものとして考えちゃいけないんですね。すべてシームレスに関わりあっているのです。それを理解したうえで、マーケティングが成功するんですね。

 

それを意図してやっていたかはわかりませんが、兼元社長の人格者としても行動もマーケティングに多大な影響を及ぼしていると思いました。

 

事実、僕はオウケイウェイヴを宣伝しますし、(些細な影響かもしれませんが)ダサいステッカーを貼られた友人もオウケイウェイヴしか使っていません。

 

兼元社長の背中をみた社員の方が、同じようにお客さんを大切にして、感動させたら、またオウケイウェイヴのファンが増えます。

 

もしかしたら、巨額を投じた広告と同等の効果が出ているかもしれません。

 

そんなことをふと思った、6年越しの今日この頃でした。

 

手帳に貼ってあるあのステッカーを見るために、人格を磨くことの大切さ、そしてシームレスなマーケティングの大切さをしみじみ感じるのでした。

 

 

PS.オウケイウェイヴの名誉のために言いますが、ダサいステッカーとは僕のほんの出来心でいじってしまったのですが、本当はそこまでダサくありません。ダサいのは僕のこの汚い心です!

 

 

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尊敬する経営者とシームレスマーケティングについて:前編

日は、僕の尊敬する経営者の方のお話をしたいと思います。

それは、株式会社オウケイウェイヴの兼元社長です。

http://www.okwave.co.jp/index.html

 

兼元社長との出会いは学生時代なのですが、それはそれは腰を抜かすほど感動したことを覚えています。

 

当時、僕は、あの学生特有の無知からくる自信に満ち溢れていて、天上天下唯我独尊、怖い物など何もない状態でした!

 

暇さえあれば、学校に忍び込んできたテロリストたちを炎の魔法を駆使して退治し、モテモテになるという妄想をしてるような学生でした。

 

そんな、地球人にごあいさつをしたナッパ以上に、調子こいていた僕ですが、学生イベントなどもやって色んな企業の社長にお会いする機会がありました。名に恥じぬ「学生」イベントだったわけですが、、、

 

あるイベントで社長のインタビューを集めるという企画があり、セントレックスに上場していた兼元社長にインタビューをさせていただく機会がありました。

 

知り合いの社長の紹介ではあったものの、上場企業の社長が、僕みたいな青二才に面談の時間を割いてくれるというだけで、僕は、「こいつは、大したたまだ!見込みあり!」と思っていたのですが、それどころじゃないほどの人格者でした。

 

無事、インタビューが終了して、帰ろうとしたとき、兼元社長は僕らにプレゼントを用意してくれていました。

 

会社でつくった飴(普通の飴!)とか、OKWAVEのステッカーとか。正直、あまりカッコイイステッカーではなかったので、たとえ、5万円もらっても貼ってやるもんか!とは思っていたのです(しかし、この後のある出来事をきっかけに、今にいたるまで6年間、手帳の1番目立つところにこれを張ることになるのですが、、、)

 

まず兼元社長は上場企業社長と言う立場ながら、僕のようなくそ学生をエレベーターまで送ってくれました。この時点で今までお会いした社長では誰もされていなかったことでした。

さらに、びっくりしたのが、おもむろにエレベーターに同乗すると、僕のような童貞学生を会社の玄関まで送ってくれたのです。さらにさらに、驚きなのは、玄関から出ると、僕らの姿が見えなくなるまで、見送ってくれたのです。10分くらいの時間でしょうか?上場企業の社長の1人の学生に対する態度としては、「異様」圧倒的「異様」な光景でした。

 

そんなことができますか?

何もメリットもないし、取引するわけでもない、OKWAVEに影響力の欠片ももっていない1学生に対して(しかもペーパードライバー!)、そんなことができるのか?と。僕が兼元社長を見送るならまだしも!社長が学生にそんなことするなんて、まるで破格です!

 

僕は、感動のあまり、その夜枕を濡らしたわけですが。

それ以来僕は、兼元社長、そしてOKWAVEの大ファンになりました。

正直、ヤフー知恵袋さえあれば、この世の全ての情報を網羅できる!それ以外のwebサービスなど不要!!と息巻いていたのですが、その日のうちにブックマークをOKWAVEに変えましたよね。

当然のごとく、あのダサいステッカーは、僕の手帳の特等席に「ピッターー」とおさまりましたよね。

もうはがれる気配すらないくらいに。

さらには、そのダサいステッカーを友達のPCにも貼りまくりましたよね。(さすがに僕自身は「PCには貼れねーなー。これ。。」というステッカーだったにも関わらず、彼は快諾!!!)

 

 

という感じで、当時は、本当に人間性の素晴らしい社長にあえて感激!という感想だけだったのですが、マーケティングを勉強していくうちに、人間性だけじゃなく、兼元社長!あんた策士や!現代の諸葛孔明とはあなたのことや!という驚嘆に変わるのでした。

 

後編に続く!

はじめまして!!タッチコードなブログ書きます!!

これからブログを書いていきたいと思います!

 

ビジネスで使えるマーケティングの情報、人生で役立つ自己啓発的なトリビアを中心に書いていきたいと思います。たまーに、笑えるような面白いことも書いていきたいと思います。

 

読んでいる方にタッチコードするような記事を書いていきたいと思います。

タッチコード=琴線に触れることです。

 

今は、全く流行っていないと思いますが、この「タッチコード=琴線にふれる」が流行語大賞を取れるまで、ごり押しで主張していきたいと思います!

 

僕の妄想の中では、渋谷の女子高生が、「わー!なにこのぬいぐるみ!超かわいい!タッチコるんですけどー!」とか「この映画まじでタッチコったから見た方がいいよ!」とか、普段の会話で使ってくれることを切に願っています!

 

どうぞよろしくお願いします!

 

 

 

まず、これからブログを書くにあたっての心構えをここに記したいと思います。

 

 

■文章を書くスピード

自分の悪い癖だが、人が読んでいると思うと途端に文章を書くスピードが落ちる。

これは、なぜだろう??

 

心の中で下手な文章だと恥ずかしい、よく見せたい、賢く思われたいという感情が渦巻いているからだ。

この感情があるから、中途半端な文章を公開することができないという思いにつながって、思うようにアイディアが出てこないのだ。

 

そのために、文章を書く時にいつでも大事になる考えが、「出力」と「編集」の作業を完全に分断することだ。

 

たいていの人は文章を書く時に、出力と編集を同時に行っている。どういうことかと言うと、文章を書きながら、「この表現だと伝わりづらい」とか、「こんな言い方したら反感買いそう」とか、考えながら、文章を書くそばから、バックスペースを押して修正していってしまのだ。

 

こんな感じで、行ったり来たりしながら文章を書くから、書くスピードがめちゃめちゃ遅くなる。車で言うならブレーキを踏みながら、アクセルを踏むようなもの。進むわけがない。僕が、小学校のときの夏休みの宿題で読書感想文が一番苦手だったのも、うなづける。

 

 

だから、文章を書く時は、少しくらい下手でも、表現の仕方が稚拙でも、日本語としてちょっとくらいおかしくても、まずはアクセル全開で書くべきなんだ。思ったことを「これでいいかな?」とか、考えずにとりあえず文章にしてみることが大事なのである。

 

そして、文章が完成したら、編集の作業に入ればいい!出力と編集を完全に分断したほうが圧倒的に文章を書くスピードがあがるのだ。

 

極論を言えば、出力の段階では、バックスペースキーに画びょうを張り付けるくらいの覚悟が必要になるのだ。(僕は画びょうの代わりに、)

 

多少、誤字脱字しようが、自分の書いた文章なのだから、あとで編集する段階で気づくことができる。だから、出力時にはバックスペースを封印して、ひたすら書きまくる!

 

 

 

長くなりましたが、これからブログを書くにあたって僕がしておきたかった盛大な言い訳です。アクセル全開でダイナミックに書いていこうと思うので、日本語の使い方がおかしかったり、表現がアホみたいな感じになるかもしれませんが、大目にみてくださいということなのだ!!